数年ぶりに立ち寄ったすき家で「よし、今日は豚丼にしよう」と決めていたのに、メニューをいくら探しても見当たらない。そんな経験はありませんか。あわててスマホで「すき家 豚丼」と検索しても、出てくるのは2016年や2021年ごろの古い記事ばかりで、結局「今」どうなっているのかはよく分からない。この記事では、すき家の豚丼が歩んできた歴史から、2026年現在お店で食べられる豚肉メニュー、さらに家庭で近い味を再現できる簡単レシピまで、この1本でまるごと整理してお伝えします。
すき家の「豚丼」ってそもそもどんな商品だったの?
すき家の「豚丼(とんどん)」は、厳選した豚肉を専用のたれでじっくり煮込んだ丼メニューです。醤油をベースにしたたれに針しょうがを効かせていて、豚肉の甘みとしょうがのさっぱりした後味が特徴でした。もともと豚丼というメニュー自体は、2003年に発生したBSE(牛海綿状脳症)問題でアメリカ産牛肉の輸入が止まり、牛丼の代わりとして各牛丼チェーンが売り出したのが始まりです。すき家でも同じ流れで豚丼が生まれ、その後、牛肉の輸入が再開されてからも人気メニューとして長く販売が続けられてきました。
「牛丼や横濱カレーと肩を並べる新定番」として販売されていました。
出典:食品産業新聞社ニュースWEB「“すき家の豚丼”2年ぶり登場」(2021年9月15日)
なぜ消えた?豚丼、終売と復活の歴史年表
実はすき家の豚丼は、一度だけ売られて終わった商品ではありません。発売と終売を何度か繰り返しながら、形を変えて今に至っています。そのような流れを、年表で確認してみましょう。
- 2003年:米国BSE問題で牛肉の輸入が停止。各社が代替メニューとして豚丼の提供を開始
- 2006年以降:牛肉の輸入が徐々に再開。牛丼と並行して豚丼も定番メニューとして定着
- 2019年6月:メニュー数調整のため、1度目の豚丼販売終了を発表
- 2021年9月15日:約2年ぶりに豚丼が復活。チーズ・キムチなどのトッピングも同時発売
- 2022年3月:新メニュー導入に伴い、豚丼関連商品の販売を再度休止(2度目の終売)
- 2022年以降:「豚カルビ丼」「豚生姜焼き丼」「豚かば焼き丼」など、形を変えた豚肉丼が次々と登場
2003年の登場から数えると、すき家の豚丼は2026年で約23年の歴史がありますが、単一の「豚丼」としては、2019年、2022年と2度の終売を経験しています。つまり2026年現在、「豚丼(とんどん)」という名前の単独商品はメニューになく、後継ともいえる豚肉丼メニューに形を変えて引き継がれているというのが正確な現状です。
【2026年最新】今すき家で豚肉丼を楽しむならこれ!代替メニュー3選
「じゃあ、今日は何を頼めばいいの?」と思った方のために、現在のすき家で注文できる代表的な豚肉丼メニューをまとめました。どれもかつての豚丼を意識して作られており、たれの香ばしさやボリューム感は当時を思い出させる仕上がりです。
| メニュー名 | 価格(並盛) | 特徴 | こんな人におすすめ |
| 豚カルビ丼 | 590円 | にんにくや生姜で味付けした分厚い豚バラを炭火で焼き上げ、しっかりした食べごたえ | がっつり食べたい日、かつての豚丼のボリューム感を求める人 |
| 豚生姜焼き丼 | 480円 | 赤身と脂身のバランスがよい豚肩ロースを、甘辛い生姜焼きだれで仕上げた一品 | あっさりめでご飯が進む味を求める人 |
| 豚かば焼き丼 | 480円 | 長時間蒸し上げた豚バラ肉を甘だれに漬け込み、炭火で香ばしく焼き上げた一品 | 甘辛くこってりした味付けが好きな人 |
元祖・吉野家の豚丼とはどう違う?
「豚丼といえば吉野家」というイメージを持つ方も多いでしょう。実は吉野家はすき家とは違い、現在も「豚丼」という名前で常時メニューを提供しています。両者の違いを比べてみましょう。
| 比較項目 | すき家(過去の豚丼) | 吉野家(現行の豚丼) |
| 価格(並盛) | 380円(税込・2021年復活時点) | 465円(税込・並盛) |
| 味付けの特徴 | 醤油ベースに針しょうがを効かせた、さっぱりめの後味 | 牛丼と同じ甘辛いたれで仕上げた、しっかりめの味付け |
| 2026年現在の販売状況 | 販売終了(2022年3月〜)。豚カルビ丼などが後継 | 販売中(通常メニューとして常時提供) |
家で「あの豚丼」を再現する簡単レシピ
「どうしても今日豚丼の気分だけど、近くに店がない」という日には、自宅でも簡単に近い味を再現できます。味付けのポイントは「醤油ベース+生姜」です。
【材料(2人分)】
- 豚バラ薄切り肉 200g
- 玉ねぎ 大、1/2個
- 生姜 ひとかけ(すりおろし)
- 水 200ml
- 醤油 大さじ2杯
- みりん 大さじ2杯
- 砂糖 大さじ1杯
- 温かいごはん どんぶり2杯分
【作り方】
- 鍋に水、醤油、みりん、砂糖、生姜を入れて混ぜ、薄切りにした玉ねぎを加えて中火にかける
- 沸騰したら豚バラ肉をほぐしながら入れ、色が変わるまで中火で5〜6分煮込む
- アクを取りながら、汁気が少なくなるまで煮詰める
- 温かいごはんの上に盛り付ければ完成。お好みで紅しょうがや七味を掛けてもよい
✨ 専門家の経験からの一言アドバイス
【結論】玉ねぎは炒めすぎず、さっと煮るのが、外食の味に近づける一番のコツです。
あなたはやさしく炒めてしまいがちですが、玉ねぎを炒めすぎると甘みが弱くなり、タレの味とぼやけて混ざってしまいます。少しシャキシャキさが残るくらいで火を止めると、プロの味に一気に近づきます。この知見が、あなたの成功の助けになれば幸いです。
よくある質問
すき家の豚丼は、本当にもう販売していないの?
はい。「豚丼(とんどん)」という名前の単独メニューとしては2022年3月に販売を終了しており、2026年現在はメニューに掲載されていません。ただし、「豚カルビ丼」など同じ豚肉を使った丼メニューは常時提供されています。
豚丼が食べたくなったら、どこに行けばいい?
「豚丼」という名前で確実に食べたい場合は、現在も常時メニューとして提供している吉野家が選択肢になります。すき家で豚肉丼を楽しみたい場合は、本文で紹介した「豚カルビ丼」などの後継メニューがおすすめです。
豚丼は今後、すき家で復活する可能性はありますか?
すき家の豚丼は途中、2度の終売を経ても1度復活した実績があります。しかし本記事執筆時点(2026年7月)では、公式からの復活発表はありません。最新情報は、すき家公式サイトの新メニューお知らせで確認するのが確実です。
まとめ
すき家の「豚丼(とんどん)」は、2003年のBSE問題をきっかけに発売され、人気と終売を繰り返しながら2022年3月に2度目の終売を迎えました。現在は名前こそないものの、「豚カルビ丼」「豚生姜焼き丼」「豚かば焼き丼」といった後継メニューがしっかりと味とボリュームを引き継いでいます。
「あの豚丼は今どうなったのか」というモヤモヤは、この記事ですっきり解消できたはずです。次にすき家に行く機会があったら、まずは「豚カルビ丼」を試してみてはいかがでしょうか。もちろん、自宅での手作り豚丼に挑戦してみるのもおすすめです。
✒️ この記事を書いた人
牛丼LOVERS編集部・すき家メニュー担当ライター「もちお」。牛丼チェーン各社のメニューの歴史や価格改定を日々ウォッチし、これまでにすき家関連の記事を多数執筆。「古い情報と新しい情報を混ぜず、今すぐ役に立つ情報だけを届ける」をモットーにしています。
