「吉野家ってお店に上場している会社があるの?」「株主優待でご飯が食べられるって本当?」――牛丼でおなじみの吉野家ですが、実は「吉野家ホールディングス」という会社が東京証券取引所に上場しており、誰でも株を買うことができます。この記事では、吉野家ホールディングスの株価の基本情報から、配当金、株主優待の内容まで、中学生でもわかるようにやさしく解説します。
⚠️ この記事は株式投資の勧誘や売買のアドバイスをするものではありません。株価は日々変動するため、実際の投資判断は必ず証券会社や公式サイトの最新情報を確認し、ご自身の責任で行ってください。
吉野家ホールディングスってどんな会社?
吉野家ホールディングスは、牛丼チェーン「吉野家」を中心に、うどん店「はなまるうどん」やラーメン店など、複数の飲食ブランドを展開する持株会社です。国内だけでなく海外にも店舗を広げており、東京証券取引所プライム市場に上場しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社吉野家ホールディングス |
| 証券コード | 9861 |
| 上場市場 | 東京証券取引所 プライム市場 |
| 業種 | 飲食店(小売業) |
| 決算日 | 2月末日 |
| 単元株数 | 100株 |
| 発行済株式数 | 約6,512万株 |
「証券コード」とは、株式市場でその会社を見分けるための番号のことです。吉野家ホールディングスの証券コードは「9861」なので、証券会社のサイトやアプリでこの番号を検索すると、株価をすぐに調べられます。
株価はどこで確認できる?
株価は市場が開いている間、ずっと変動し続けています。そのため「今の株価」を正確に知るには、下記のような信頼できるサイトをそのつど確認するのがおすすめです。
- 吉野家ホールディングス公式サイトの「株価チャート」ページ
- 日本経済新聞(日経電子版)の株式ページ
- Yahoo!ファイナンス
- ご利用中の証券会社の取引アプリ・サイト
📊 参考として、2026年7月31日時点(日本経済新聞調べ)のデータでは、株価は3,843円(前日比-89円)、当日の値幅は3,808円〜3,894円、出来高は571,600株でした。過去1年(年初来)の値幅は2,984.5円〜4,099.0円という記録も出ています。※あくまで一時点のデータであり、現在の株価とは異なります。最新の数値は必ず公式サイトや証券会社でご確認ください。
株価はなぜ動くの?中学生でもわかる3つの理由
株価は、その会社の「これから成長しそうか」「儲かっているか」といった期待によって上下します。吉野家ホールディングスの場合、特に注目される理由は次の3つです。
- 牛肉やお米の価格変動:牛丼の主な材料である牛肉や米の仕入れ値が上がると、利益が減りやすくなります。逆に価格が落ち着くと利益が伸びやすくなります。
- ラーメン事業などの新しい取り組み:吉野家ホールディングスは近年、ラーメン店のM&A(買収)や麺メニューの強化に力を入れており、これが新たな成長期待として株価に影響することがあります。
- 訪日外国人観光客(インバウンド)の増加:海外からの旅行者が牛丼店を訪れることも多く、客数の増加が業績への期待につながります。
配当金の実績
「配当金」とは、会社が得た利益の一部を株主に還元するお金のことです。吉野家ホールディングスは中間配当・期末配当の年2回、配当を行う方針を取っています。過去5年間の実績は次の通りです。
| 決算期 | 中間配当 | 期末配当 | 年間配当金 |
|---|---|---|---|
| 2026年2月期 | 11円 | 11円 | 22円 |
| 2025年2月期 | 10円 | 10円 | 20円 |
| 2024年2月期 | 8円 | 10円 | 18円 |
| 2023年2月期 | 5円 | 5円 | 10円 |
| 2022年2月期 | 5円 | 5円 | 10円 |
表からわかるように、年間配当金は2022年2月期の10円から2026年2月期には22円へと、5年間で2倍以上に増えています。ただし、配当は業績によって変わる可能性があるため、将来も同じ金額が続くとは限りません。
株主優待の内容
吉野家ホールディングスの株を保有すると、「株主様ご優待券」がもらえます。1枚500円分の食事券として、吉野家やはなまるうどんなど、グループの店舗で使うことができます。
| 保有株数 | 優待券の枚数(半期ごと) |
|---|---|
| 100株〜199株 | 4枚(2,000円分) |
| 200株〜999株 | 10枚(5,000円分) |
| 1,000株〜1,999株 | 12枚(6,000円分) |
| 2,000株以上 | 24枚(12,000円分) |
優待券は2月末と8月末を基準日として、それぞれ5月上旬・11月中旬ごろに届きます。吉野家だけでなく、はなまるうどんや千吉、鶏千など、グループの他ブランドの店舗でも使えるのが特徴です。
誰が株を持っている?主要株主の状況
2026年2月28日時点の情報によると、吉野家ホールディングスの株主構成は「個人その他」が株主数の99.38%を占める一方、所有株式数で見ると信託銀行など金融機関の比率も高くなっています。上位の大株主は次の通りです。
- 日本マスタートラスト信託銀行株式会社:10.40%
- 株式会社日本カストディ銀行:1.94%
- 吉翔会(従業員持株会など):1.28%
- 大和証券株式会社:0.99%
- 大樹生命保険株式会社:0.86%
初心者が知っておきたい株価指標
株価のニュースを見ていると、「PER」「PBR」といった聞き慣れない言葉が出てきます。簡単に説明すると次の通りです。
- PER(株価収益率):株価が会社の利益に対して割高か割安かを見る指標。数字が大きいほど「期待値が高い」とされます。
- PBR(株価純資産倍率):株価が会社の純資産に対して割高か割安かを見る指標です。
- 配当利回り:株価に対して1年間でどれくらいの配当がもらえるかを示す割合です。
これらの指標は、あくまで判断材料の一つです。数字が高いか低いかだけで「買い」「売り」を決めるのではなく、会社の事業内容や将来性なども合わせて考えることが大切です。
よくある質問
Q1. 吉野家ホールディングスの株はいくらから買える?
A. 単元株数が100株のため、最低でも「株価×100株」分の資金が必要です。株価は変動するため、正確な金額はそのつど証券会社のサイトなどでご確認ください。
Q2. 株主優待だけ目的で買っても大丈夫?
A. 優待はあくまで会社からの還元の一つで、内容や条件は今後変更・廃止される可能性があります。優待だけを目的にする場合も、最新の公式情報を必ず確認しましょう。
Q3. すき家や松屋の会社の株価と比べるとどう違う?
A. すき家を運営するゼンショーホールディングスや、松屋フーズホールディングスも同じ東証プライム市場に上場しています。事業内容や規模が異なるため、それぞれの決算資料などを比較してみるとよいでしょう。
まとめ
吉野家ホールディングス(証券コード9861)は、牛丼の吉野家を中心に複数の飲食ブランドを展開する上場企業です。配当金は近年増加傾向にあり、株主優待では吉野家グループの店舗で使える食事券がもらえます。ただし、株価は日々変動し、将来の配当や優待の内容が保証されているわけではありません。投資を検討する際は、この記事の内容を参考にしつつ、必ず公式サイトや証券会社で最新情報を確認し、ご自身の判断で行うようにしてください。
吉野家のメニューについて詳しく知りたい方は、吉野家メニュー完全ガイドもあわせてご覧ください。

